移籍のシーズン | マルボロの部屋

移籍のシーズン

コンフェデも終わり欧州では移籍シーズン。

毎日様々な移籍情報が入ってきています。


最も動向が気になるのはやはり中田英。

ヴィオラに不遇だったパルマ時代の監督プランデッリが来たこともあり、ヒデファンの私としてはとても不安でなりません。


中田が28歳ということを考えると、そろそろチャンピオンズリーグでビックイヤー狙えるチームに行って欲しいと思う。個人的には彼が日本人で最初にビックイヤーを掲げるべき選手であると思っています。


出場機会を求めて、中堅上位チームのパルマやヴィオラに行ったけど、とても不遇な待遇を受けております。どうせ試合に出れないのならば、チームの雰囲気がよく試合数の多いビッククラブに行った方が絶対にいい。出場機会があれば、中田はプレーで結果を出せるだけの実力はあるのだから。


今回の移籍で気になったのは大きく2つ。

一つは日本人選手への欧州オファーがあるもののW杯を意識して断りそうだということ。中澤の海外からオファーがあったもののマリノスと複数年契約、そして福西も同様にW杯を意識してかジュビロに残留しそうな気配があることです。


今回のW杯予選などの日本代表を見ていて、「欧州クラブ=日本代表への近道」という図式でないことが明らかになりました。移動時間が長い欧州に在籍することは、日本代表には大きなデメリットが生じることが表面化してしまった。もちろん、欧州での経験は大きく、中田、小野、中村、柳沢はここ一番で国内組みとは違う一つ上のレベルを見せてくれたことは確か。

日本代表に召集されることは、欧州クラブにとっても大きなマイナス要因になるという日本人サッカー選手には痛い現実も突きつけられる形になってしまってるかなと思う。


もう一つ移籍で気になったのは、ミッコリとクレスポ。この二人は、現在昨シーズン在籍していたチーム(ミッコリはヴィオラ、クレスポはミラン)に何としても残りたいと発言していたにも関わらず、ミッコリはヴィオラが入札に負けてユーべへ、クレスポはチェルシーに戻ることになってしまった。

二人ともとても才能がある選手だし、来シーズンプレーするチームはビッククラブでビックイヤーを十分狙えるチームなのに・・。ミッコリは共同保有だからまだヴィオラに戻れる可能性はあるけど、クレスポはミランにビエリが行っちまったからまず無理だろうな~。


二人ともなんかとっても可愛そう。活躍しチームに貢献したのに不遇を受ける。二人とも来シーズン在籍するチームで活躍すればまあ問題ないのだけど、ベンチ暖めることが増え、カップ戦ぐらいにしか出場できなくなったらむごいとしか言いようがありません。


話は戻って中田はヴィオラに残留なのだろうか?

W杯のことやこれまでのキャリアのことを考えるとセリエにいた方がいいし、チームを変えることにはリスクが大きいと思う。しかし、ヴィオラは、中田に10番託したにも関わらす、どんどん中田が起用されにくい監督を就任させる。個人的には、あからさまに干されているように思えてならない。イタリアの英雄バッジョの電話を断ったことをまだイタリア国民は根に持っているのではないだろうかと勘ぐってしまう。

中田には彼の才能を本当に認めてくれる監督といい選手達に出会い残りの選手生活を素晴らしいものにして欲しく思う。