コンフェデレーションズ杯日本VSブラジル | マルボロの部屋

コンフェデレーションズ杯日本VSブラジル

日本2-2ブラジル 引き分け


『見事な引き分け』でした。結果グループリーグ敗退が決まってしまったものの

内容はとても素晴らしい引き分け。グループリーグ敗退という現実はやなり悔しい、とても悔しい・・。

しかし、何かすがすがしいものも感じています。


日本は、ベタ守りというわけでもなく王者ブラジル相手に同じスタイルのサッカーを展開し真っ向勝負を仕掛けました。主力選手が何人か欠けているとは言え、王者ブラジルとあのような試合を繰り広げれるチームは世界にどれだけあるだろうか?

ジーコが就任当初に発言した「攻撃的なサッカーを変えるつもりはない」という意味を改めて実感しました。


ブラジルのサッカーはとても美しかった。パスをただまわすだけでも、パスの一つ一つがとても美しく、ゴール前では、わずかなスペースさえあればワンツーを仕掛けドリブルで抜き去ろうとしていた。


今のセレソンにとってジーコはスターであり、試合前にセレソン達は全員ジーコの元へ駆け寄っていた。

そして、ジーコ自身がセレソンだった頃腕にはキャプテンマークを巻き、今でもこれまでのセレソンの中で最も美しいサッカーをしたチームと評されている。


改めてものすごい人がJ発足の時、日本に来てくれて現在日本代表の監督をしているんだなと思った。

恐らく現在のワールドクラスの現役選手ならば、ジーコが自分の代表の監督を務めてくれると聞けば、ものすごく幸運、幸せと名誉を感じるに違いない。たとえ今、セレソンに選ばれてもジーコが自分の代表監督である喜びは味わうことができない。その喜びを味わえる選手達は現在の日本代表だけだ。そして、自分がその日本代表を生で見て応援できる幸せ。


個人技、パスのスピードと精度、トラップ、オフザボールの動きどれをとってもやはり向うは一枚上手、この点では世界との差を痛感しました。

しかし、勝ちたいという気持ち、精神的なものでこれらの相手との技術差をカバーして90分間戦い抜いたと思います。

06まで後1年。希望の光が見えた試合でした。


前半4分、オフサイドで取り消された加地のゴール、中村のミドルシュート、終了間際の中村のFKポストに跳ね返ったボールを押し込んだ大黒。どのゴールをとっても美しいものでした。

観客からも決して諦めることなく戦い続ける日本にプレーが途切れるたびに拍手が起こっていました。

MOMは、ギリシャ戦に引き続き中村が受賞。内容を考慮するとロナウジーニョかなと思ったけど、これは日本の検討が称えられてのことだと思う。


本場ブラジル対ブラジルスタイルの日本。日本を率いるのはブラジル人のジーコ。帰化したサントスなど・・。いろんな要素で兄弟のようなチームの戦いになった感じがした。


とてもいい試合。すばらしい試合でした。試合前の不思議な気分「もしかして勝つかな?」というのは見事外れてしまいましたが。全力で戦い検討した日本代表に拍手。そして、ジーコを尊敬してか手を抜くことなく同じく90分間素晴らしいプレーをし続けてくれたブラジルに感謝!!!